手放す
今私が手放したくないもの
それは彼を思った日々
離婚で戦って傷ついて
愛する気持ちを手放した私は
もう恋愛はしなくていいや
自分を愛して
子供たちを愛して
それでいいと思ってた
でも彼に出会い
知った愛はいままでの愛情とは違って
冷えきった私を丸ごと包み込んで
暖めてくれるものだった
こんなに大事に思われたことは
今までなかった
その時の私の回りの現実が
すべて壊れても構わないって
思ってしまいそうになるくらい
私は彼が大切で
あのまま側にいたら本当に
今の現実を自ら壊してしまったかもしれない
離婚で傷ついた子供たちの気持ちを
さらに傷つけてしまったかもしれない
だから冷静になった今
これでよかった
関係が終わっても私は彼を愛してる
辛抱強い彼が今もどこかで
誰かのために頑張っているのがわかるから
私も頑張りつづけられる
彼との時間を手放すことは
私が彼への気持ちを
手放すこととは違う
あの時間があったから
今の私がいて
あの時間を手放しても
今の私がこれからを歩んでいく
ことに変わりはない
今の私は自分の力で立ってる自分だから
あの時の私とは違うから
愛された私だから