同じ

１ヶ月ぶりの再会

私と彼は同じだった

離れていても同じ時間を過ごしてた

今日の服はたまたま同じ柄の色違いの

シャツとスカート

彼も、私と反対側の腕を痛めてた

私がやめたお酒

彼は家でお酒を飲んで寝るだけの

自分が嫌だと言い

夜に副業を決めたと言った

新しいことをゆっくりだけど学んできた私

彼は学びたいんだ、と言った

弱音は吐かないけど

彼の現実の苦しさや

壊したい壁

痛いほど感じて

涙が溢れた

とにかく

愛で包み込んであげたい

その思いで必死に抱き合った

深い深い彼の闇と

刹那的な幸せに

また泣いた