しがらみ
私はそこそこ裕福な実家があり
これまで特になにかに困ることなく
絶対的な安心感の中で
守られて生きてきた
と思う
でも逆に
その籠の中から
本当の意味で自立できずに
ここまで来たのかも
これまで親に守られてきた分
高齢になってきた両親の介護や
ひとりぼっちになりがちな
母に寄り添ってあげたい
共依存?
なのかもしれない
でもいざというとき
そのすべてを捨てて
自分が望む方向へ行けるだろうか
母の悲しむ顔を想像すると
胸が痛む
彼も親戚一族で営んでいる
家業がある
それまで多少のやんちゃもし
自分で起こした会社も畳んだり…
その末に全くの未経験から
家業の道に入った
だから恩もあるし
務めを果たそうと
頑張らなきゃと思う気持ちがよくわかる
そんな右にも左にも行けない
感謝ともいうべき
しがらみのあるなか
本当の自分って…
考えても考えても
答えがわからない